今日のテーマはこちら!

子供のために味噌汁の減塩をしたくて。ネットでは具材・出汁を多めにと書いてあるけど、実際どうすればいいの?

味噌汁は和食の要です!しかし塩分が・・・という気持ち、分かります!減塩のための「具材・出汁多め」の目安を知れば怖いものはありません!
そこでこの記事では子供のための減塩味噌汁について3点解説します。
- 子供の塩分摂取量と減塩目標
- 味噌汁ちょいテク①出汁多めの量と塩分の量
- 味噌汁ちょいテク②味噌汁の具材多めの量
現代の子供たちは塩分の摂り過ぎです。しかし、あたたかい味噌汁を飲んだ時の「日本人で良かった~」と感じるあのひととき。是非子供たちにも感じて育ってほしいですね。
減塩&おいしい味噌汁!是非実現しましょう。
- 小中学生は約18%、高校生は約30%の減塩が必要
- ちょいテク①出汁を1.5倍で33%減塩。満足度は変わらない!
- ちょいテク②具材を2倍で20%減塩。3倍なら40%減塩
それでは詳しく解説していきましょう~
子供の塩分摂取量と減塩目標
何事にもまずは目標を見える化しましょう!
今回は、厚生労働省の統計データから子供の塩分摂取量をまとめてみました。
年代 | 塩分平均摂取量 | 食塩目標量 | オーバーした量 | 減塩目標 |
---|---|---|---|---|
小中学生男子 | 8.6g/日 | 7.0g/日 | 1.6gオーバー | 18.6%減 |
小中学生女子 | 7.8g/日 | 6.5g/日 | 1.3gオーバー | 16.7%減 |
高校生男子 | 11.7g/日 | 7.5g/日 | 4.2gオーバー | 35.9%減 |
高校生女子 | 8.6g/日 | 6.5g/日 | 2.1gオーバー | 24.4%減 |
ご覧のとおり、全ての年代で塩分の目標量を大きく超えています。特に高校生は塩分の摂り過ぎで生活習慣病のリスクが高くなっているため、減塩は大きな課題です。
一般的に、味噌汁の塩分濃度は約0.8%、1杯(180g)あたり約1.2gの塩が使われていると言われています。
今回は一番塩分摂取量が多い高校生を想定して、味噌汁でも20~35%の減塩を目指そうと思います。
- 小中学生は約18%、高校生は約30%の減塩が必要
味噌汁ちょいテク①出汁多めの量と塩分の量
続いて、具体的な減塩方法を解説していきましょう!
味噌汁ちょいテク①は、出汁多めの目安
<方法>
出汁をこれまでの1.5倍。味噌を2/3にしましょう。
<ポイント>
・出汁は塩分無添加のものを使用すること
・値段(安い順) : ①液体タイプ ②顆粒タイプ ③パックタイプ
・塩分の量(少ない順) : ①パックタイプ ②顆粒タイプ ③液体タイプ
⇒コスパ・塩分量を考えると、塩分無添加の顆粒タイプがおすすめ
<根拠>
・出汁と味噌の比率は、女子栄養大学の調査で満足度が下がらないという結果あり
・味噌を2/3に減らして、塩分が約33%減塩
手順はとても簡単。出汁を1.5倍入れて味噌を2/3にするだけです。
たったこれだけで、風味が格段にUPして、味噌が少なくてもとてもおいしい味噌汁に早変わりです。味噌の量が2/3になっているので33%減塩も達成です!
- 出汁を1.5倍で33%減塩。満足度は変わらない!
味噌汁ちょいテク②味噌汁の具材の量
続いて、味噌汁ちょいテク②は、具材多めの目安
<方法>
具材はひたひたに入れましょう。(具材がわずかに水面から出るくらい)
<ポイント>
・具材を多くすることで水を減らす
⇒コスパを考えると、単純に水分量を減らすだけでもOK
<根拠>
・味噌汁のおいしさは、汁の濃さで判断される。
・薄い味噌汁をいつもの量飲むなら、これまでの濃さの味噌汁を2/3飲んだ方が満足度が高い。
こちらも考え方はとても簡単。具材を多めに入れることで具材から出るうま味を増やす。水分量を減らして必要な味噌の量を減らす。たったこれだけです。
研究によると、人それぞれおいしいと感じる味噌汁の濃さがあるそうです。濃さ=おいしさは一定にしつつ、うま味を増やす・水分を減らす。当たり前のことですが、一般的な味噌汁1杯180g(具材:水=30g:150g)の具材を2倍に増やすことで水分量=味噌の量を20%以上減らすことが可能です!
- 具材を2倍で20%減塩。3倍なら40%減塩
まとめ
今回は子供のための減塩味噌汁について解説しました。
- 小中学生は約18%、高校生は約30%の減塩が必要
- ちょいテク①出汁を1.5倍で33%減塩。満足度は変わらない!
- ちょいテク②具材を2倍で20%減塩。3倍なら40%減塩
- テク①②を組み合わせて、約50%減塩!
あたたかくてホッとする味噌汁。
子供たちには健康第一に減塩をさせつつも、古き良き日本の文化をしっかり味わってすくすく育ってほしいですね!
では、また次回~